2026年10月、ウェブ担当サービス(月額)でお預かりしているお客様のサイトすべてで、ログイン画面とお問い合わせフォームの「ロボットではありません」の確認をCloudflare Turnstileに切り替えました。お客様側の作業はありません。
きっかけは、Google の reCAPTCHA を無料で使える範囲が月1万回までになっていたことです(2026年11月2日時点)。超えると課金の設定が無い限り確認がエラーになり、ログインやフォームの送信が通らなくなるおそれがあります。

「月1万回」はフォームの送信数ではなく判定が動いた回数です。Contact Form 7 の標準機能で入れていると、サイト内のページが表示されるたびに1回動きます。気づかないうちに超える可能性があったので、お客様のサイトは先回りして切り替えることにしました。
きっかけ
Google の「Action Required: Accept Your Invitation to Manage reCAPTCHA on Google Cloud」というメールを「押していいのか分からない」とご相談いただきました。reCAPTCHA の鍵の管理が Google Cloud に移ったという案内で、鍵はこれまでどおり動くと書かれていたので、このときはボタンを押さずに様子を見ていただくことにしました。
あわせて Google Cloud の料金を確かめると、無料は月1万回までで、超えたときは課金の設定が無ければエラーになる扱いでした。このときは別の方式もあるとお伝えするにとどめ、お客様のサイト全部で切り替えることにしました。
事前のお知らせ
実施日と変わる点を、お客様全員にメールでお知らせしました。
- ログイン画面に「ロボットではありません」の確認が1つ増える
- ロボットが人間らしい動きを判定するようになる
- お客様側の作業はない
当日に行ったこと(10月28日)
Cloudflare でお客様ごとにウィジェットを作成
お客様のサイトのドメインを登録し、サイトキーとシークレットキーを発行しました。鍵はお客様ごとに分け、ほかのお客様のサイトとは共有していません。
プラグインを導入して鍵を設定
WordPress にプラグイン「Simple CAPTCHA with Cloudflare Turnstile」を入れ、2つの鍵を設定しました。「TEST API RESPONSE」で動作を確かめてから有効にしています。
ログイン画面とお問い合わせフォームで有効化
別のブラウザで実際にログインできること、フォームが送れることを確かめてから、それまでの reCAPTCHA や画像認証を外しました。自分が締め出されないことを先に確かめるのが、ログイン画面に手を入れるときの決まりです。
完了のご報告
サイトごとに変わった点(ログイン画面だけか、お問い合わせフォームにも表示されるか)をメールでご報告しました。reCAPTCHA をお使いだったお客様には、使わなくなったこととその理由もお伝えしています。
切り替え後の見た目
多くの場合、利用者は何もせずに緑のチェックが自動で付くだけです。判定に迷ったときだけチェックボックスを押す操作が出ますが、画像や文字を読んで入力することはありません。
Turnstile は「ロボットかどうかの確認」です。パスワードの強さや二段階認証の代わりにはならないので、ログインの守りとしては、これまでの対策と組み合わせて使うものです。

Turnstile は無料で回数の上限がなく、サイトを Cloudflare に移す必要もありません(2026年11月2日時点の公式ページ)。今回の切り替えで、お客様に追加の費用はかかっていません。
ご自分のサイトで確かめたい方へ
reCAPTCHA を使っているかどうかの確かめ方、無料枠の料金表、よくある質問は、記事「reCAPTCHAの無料枠は月1万回まで!「ロボットではありません」の確認を無料のCloudflare Turnstileに置き換えた話と、まず確かめたいこと」にまとめています。
ウェブ担当サービスでは、こうした外部サービスの仕様変更にも、お客様から言われる前に確かめて対応しています。「うちのサイトは大丈夫か」と気になった方は、お気軽にご相談ください。
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