reCAPTCHAの無料枠は月1万回まで!「ロボットではありません」の確認を無料のCloudflare Turnstileに置き換えた話とまず確かめたいこと

Googleから「Action Required: Accept Your Invitation to Manage reCAPTCHA on Google Cloud」という件名のメールが届き「このボタンを押していいのか分からない」というご連絡がありました。ログイン画面やお問い合わせフォームでGoogleのreCAPTCHA(「私はロボットではありません」の確認)を使っているサイトの管理者に届くメールです。

Info

reCAPTCHAを無料で使えるのは月1万回までです(2026年11月2日時点・Google公式)。超えると課金の設定が無い限り確認がエラーになり、フォームの送信やログインが通らなくなるおそれがあります。この記事では、届いたメールの意味・ご自分のサイトで使われているかの確かめ方・当方で行った無料のCloudflare Turnstileへの置き換えをご紹介します。

届いたメールの意味

件名は英語ですが、本文には日本語の説明も付いていました。書かれているのは次の4点です。

メールに書かれていること

  • reCAPTCHAの鍵(サイトキー)はGoogle Cloudに移された
  • 鍵はこれまでどおり中断なく動く
  • 鍵の管理と利用状況の確認はGoogle Cloudの画面で行うようになった
  • 新しい機能を使うには「プロジェクトを受諾」のボタンを押す

つまりボタンを押さなくてもreCAPTCHAは今までどおり動きます。ボタンはGoogle Cloudの管理画面を使えるようにするためのものです。ただし押さないと月に何回使っているかを確かめる場所がありません。この回数が、無料で使える範囲に関わってきます。

無料で使える範囲は月1万回まで

以前のGoogleの説明書では、月100万回を超える場合に有料のreCAPTCHA Enterpriseへ、とされていました。小規模なサイトが回数を気にすることはなかったはずです。現在のGoogle Cloudの料金はこうなっています(2026年11月2日時点)。

月の回数(判定が動いた回数)料金
1万回まで無料
1万1回〜10万回月8ドル(定額)
10万回超1,000回ごとに1ドル
課金の設定が無いまま1万回を超えた以降の確認がエラーになる

ここでいう回数はスパムの数でもフォームの送信数でもなく判定が動いた回数です。通常のログインや通常のお問い合わせの送信でも1回ずつ数えられます。

Warning

Contact Form 7の標準機能でreCAPTCHA(v3)を入れている場合、reCAPTCHAはフォームのあるページだけでなくサイト内のすべてのページで読み込まれ、ページを開くたびに判定が1回動きます(プラグインの仕組みを確認済み)。訪問者が多いサイトでは、フォームを誰も送らなくても回数が増えます。しかもv3は画面の裏で動く方式なので、上限を超えても訪問者の画面に「上限です」と出るわけではありません。気づかないままフォームが送れない状態になり得ます。

ご自分のサイトで使われているか確かめる順番

次の順番で見ていくと、専門知識がなくても使っているかどうかの見当が付きます。

サイトのページの右下を見る

どのページでも右下に「reCAPTCHA」のマークと「プライバシー・利用規約」の小さな表示(バッジ)が出ていればreCAPTCHA v3が入っています。CSSでバッジを隠しているサイトもあるので、出ていなくても次に進んでください。

STEP
1

ログイン画面を見る

WordPressのログイン画面に「私はロボットではありません」のチェックボックスか右下のバッジがあればreCAPTCHAです。画像の文字を入力する確認は別のプラグイン(SiteGuardなど)のもので、reCAPTCHAではありません。

STEP
2

プラグイン一覧とContact Form 7の設定を見る

管理画面のプラグイン一覧で、名前に「reCAPTCHA」「Captcha」が入るものが有効になっていないかを見ます。Contact Form 7なら「お問い合わせ → インテグレーション」のreCAPTCHAの欄にサイトキーが入っていれば使っています。

STEP
3

Googleの画面で月の回数を見る

メールの「プロジェクトを受諾」を押すと、Google Cloudの画面で利用状況を見られるようになります。月1万回にどれくらい近いかはここで分かります。

STEP
4

分からなければ管理者に聞く

「reCAPTCHAを使っているか」「月に何回くらい判定が動いているか」の2つを聞けば足ります。ここから先はホームページを管理している人にお任せください。

STEP
5

Cloudflare Turnstileという選択肢

Turnstileは、Cloudflare社が提供している「ロボットではありません」の確認の仕組みです。reCAPTCHAと並べるとこうなります(いずれも2026年11月2日時点の各社の公式ページの内容です)。

Google reCAPTCHA

無料は月1万回まで。超えると有料で、課金の設定が無いとエラー。v3は画面の裏で動き、ページを開くたびに回数が増える。

Cloudflare Turnstile

無料で回数の上限なし。1アカウントでウィジェット20個まで(1つのウィジェットにドメイン10個まで)。

置き換え後の見た目は多くの場合、利用者は何もせずに緑のチェックが付くだけです。判定に迷ったときだけチェックボックスを押す操作が出ますが、画像や文字を読んで入力することはありません。

当方ではウェブ担当サービスのお客様のサイトすべてで Turnstile を導入済みです。きっかけから当日の作業、お客様へのご報告までの流れは、事例「【WEB担当サービス】お客様のサイトに Cloudflare Turnstile を導入しました」にまとめています。

よくある質問

Googleのメールの「プロジェクトを受諾」は押していいのですか?

「プロジェクトを受諾」を押すとGoogle Cloudの画面で鍵の管理と利用状況の確認ができるようになります。押さなくてもreCAPTCHAはこれまでどおり動くとGoogleは案内しています。回数を確かめたいときに押せば十分かと思います。押す前に、宛先のメールアドレスがご自分のものか(他の人が設定した鍵ではないか)だけ確かめてください。

月1万回を超えたらサイトは止まりますか?

サイトの表示は止まりません。影響が出るのは、reCAPTCHAの確認が必要な場面(フォームの送信やログイン)です。

Google Cloudの案内では、課金の設定が無い状態で超えると確認の要求がエラーになります。以前の説明書には「v3は超過時に固定の点数を返して通す」とも書かれていて、どちらの動きになるかを事前に確かめる方法は見つけられませんでした。

Turnstileはずっと無料ですか?

2026年11月2日時点の公式ページでは、無料で回数の上限もありません。将来のことは分かりませんが、切り替えはプラグインの設定だけなので、戻すのも難しくありません。

reCAPTCHAを残したままTurnstileを足してもいいですか?

2つ並ぶと利用者の手間が増えるだけで、reCAPTCHAの回数も減りません。置き換えるなら古い方を外してください。

ひとりで抱えなくて大丈夫です

「Googleから英語のメールが来たが意味が分からない」「自分のサイトで使っているのか分からない」というご相談も歓迎です。サイトを拝見して、使っているかどうか、置き換えが必要かどうかをお伝えします。

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  • GoogleからのreCAPTCHAのメールの扱いを相談したい
  • ログイン画面やお問い合わせフォームの人間確認をTurnstileに置き換えてほしい
  • 今の回数が月1万回に近いかどうか確かめてほしい

という方はお気軽にご相談ください。サイトの様子をうかがってから、必要な作業とお見積もりをご案内します。

(ウェブ担当サービスをご契約中のお客様のサイトは、2026年10月に置き換えを済ませています。)

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